こちらの方は銀歯が気になっているとのことで、虫歯治療の際にセラミックの修復物を装着しました。
セラミックに置き換えることで自然な美しさを回復することができました。
一方、保険治療の銀歯は審美的に不利であるだけでなく、他にも保険治療のルール内で行うための限界があります。
保険治療で一般的に使われる印象材(型どりの粘土のこと)は「寒天印象材」と「アルジネート印象材」を用いた連合印象を行います。
こちらの材料は永久歪みが3%であり、型どり→石膏模型製作→修復物製作→口腔内装着というステップの最初の段階で3%のずれが生じてしまいます。
http://157.205.15.14/insyou/cavex_alginates.html
セラミックなどの自由診療の場合は医療用の「シリコン印象材」を使用します。
こちらの材料は永久歪みが0.3%程度であり、保険診療で一般的に使用される寒天アルジネート連合印象法に比べて高い精度で印象を行うことが可能です。
「長持ちしますか?」という質問をよく受けます。
長持ちしない=再治療、の原因の多くはまた虫歯になることだと感じています。
セラミックでも銀歯でもそのもの自体は絶対に虫歯になることはなく、虫歯になるのは残してある歯の本体です。
術後もメンテナンスをしていくことは大事ですが、同じくらいメンテナンスをしっかり行っていくならより精度が高く隙間の少ない修復がなされている方が再治療のリスクを下げることが可能であると考えています。
健康保険で使用する銀歯は「金銀パラジウム合金」という金属を使用しています。
パラジウムは金属アレルギーの原因になる可能性があり、検査方法にもよりますが約半数の人がパラジウムに陽性であるといわれています。
ドイツの保健省では歯科業界に対して「幼児及び妊婦に、銅を含有するパラジウム合金と、水銀・銀アマルガム合金を使用しない」という勧告を行いました。
安全性という観点から世界的にはパラジウム入りの合金は使われていません。
私たちはこのように考えて修復材料を判断しています。
ご検討の参考にしてみてください。
セラミックインレー:50,000円
セラミッククラウン:110,000円
※すべて税別となります
治療名:セラミック治療
治療の説明:見た目や噛み合わせなどの改善を目的に、人工の歯(かぶせもの)で補う治療法です。
治療のリスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は材質や個人差によります)。歯の状態によっては神経の治療が必要になる場合があります。治療時に出血を伴う可能性があります。
治療期間:約6か月
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午前:9:00~13:00
午後:14:00~17:30
※祝日のある週の木曜は診療しております。
休診日:木曜・日曜・祝日