抜髄(歯の中の神経を取る治療)を行うことは歯の長持ちに対して不利になります。
当院では歯の長持ちのためにできる限り神経の保存に努めています。
今回は同業者である歯科医師に生活歯髄療法を行った症例です。
旧修復物を除去したところ、虫歯がかなり深く進行していました。
むし歯を除去したところへの再感染を防ぐためにレジン隔壁とラバーダム防湿下で処置を行う。
う蝕検知液を用いて、慎重に感染部の除去をを行う。
感染部を除去し終えたところ、歯髄腔に達するう蝕であった。
抜髄を回避するため生活歯髄療法を選択。
直接覆髄材にはMTAセメントを使用。
MTAセメント硬化後、コンポジットレジンで埋め立てを行う。
この後、歯髄反応の経過を確認し、セラミックインレー処置に進んだ。
生活歯髄療法:50,000円
セラミックインレー:50,000円(写真未掲載)
治療名:MTAセメント治療
治療の説明:高い殺菌作用と封鎖性のあるMTAセメントにより、歯の神経を保護することのできる虫歯治療法です(状態によっては適応できない場合もあります)。
治療のリスクや副作用:まれに治療後に炎症が生じ、神経を抜く治療が必要になる場合もあります。治療直後に歯がしみる可能性があります(次第に症状は軽減・消失します)。
治療の期間:約2か月
治療名:セラミック治療
治療の説明:見た目や噛み合わせなどの改善を目的に、人工の歯(かぶせもの)で補う治療法です。
治療のリスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は材質や個人差によります)。歯の状態によっては神経の治療が必要になる場合があります。治療時に出血を伴う可能性があります。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午前:9:00~13:00
午後:14:00~17:30
※祝日のある週の木曜は診療しております。
休診日:木曜・日曜・祝日